The ゲームナイト

 BS日テレでこの4月から放送が始まった「The ゲームナイト」。大変興味深く拝見しております。

 大人が毎回様々なボードゲームを楽しむ、という番組で。有名なゲームから名前も知らなかったゲームまで、毎回1つずつ、ゲームが紹介され、併せて、実際のプレイ模様を見ることができます。

 第2回が「マンハッタン」というゲームだったのですが、これがとにかく面白そうで!やりたいやりたいやりたーい!

 第3回の「ラミイキューブ」も、名前は知ってたんだけど、どんな風に面白いゲームなのか、というのがプレイ映像を見ることで良く分かりました。これも面白そうだー。

 ボードゲーム好きの方は、ぜひ。

D&D

 先日「Dungeons & Dragons(以後D&D)」の話を少ししましたが。D&D、ネットゲーになるんですってよ。
Dungeons & Dragons Online Japan
 懐かしさも手伝って設定なんかを読んでみると……あれ?耳慣れない種族がいる。ウォーフォージド。何これ。状態異常無効なんやね。すげ。能力なんかもだいぶ変わってるみたい。エルフやハーフリングの説明にインフラビジョンとか載ってないし。よくよく読んだら「D&D 3.5」とか書いてあるし。マジで。一体今どんなルールなってんの?と思ってTRPG本家の方を探してみたところ。発見。
Dungeons & Dragons Home
 ぐぅあああああぁぁ!渋い!渋過ぎる!ときめくときめく、俺様コーフンしちゃうよ。オススメはArt & Map Gallery ArchiveのMapと、やはりキャラクターシート(PDFでダウンロードできる)。うーわー!キャラクターシート、マジかっこええ!いつからこんなに細かくなったんやろ。やりてー!ごっつやりてー!

円卓の騎士たち

 思えば、僕がマンガ絵を描こうと思い始めたのは、この体験が一番深く関わっていると思う。
 思えば、僕が小説みたいなものを書こうと思い始めたのは、この体験が一番深く関わっていると思う。
 思えば、僕がデザイナーになったのは、この体験がかなり深く関わっていると思う。
 ゲームの真髄、テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)のお話です。
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 TRPGって、知ってますか?知りませんね、普通は。流行ったのは相当昔のこと。しかもかなりマイナーな遊びですから、知らないことも無理ありません。
 じゃあ、Tを取ってみましょう。「RPG」は知ってますか?ミサイルのことじゃないですよ?「ロールプレイングゲーム」。これなら分かりますね。ドラクエ、FFとかのことです。
 あ、今そこで「RPG=ドラクエ、FFとは何事だ!」と怒る人、いますね。怒り、大いに結構。WIZARDLYなのか、Ultimaなのか、ブラックオニキスなのか、ボコスカウォーズなのか(違う)、まぁ、その辺ですよ、その辺。
 で、「T」ってのは「テーブルトーク」。要はRPGを机の上で、会話を通じて行うゲーム、ってことです。RPGで画面に出てる「体力」「魔力」なんかは紙に書く。攻撃成功やら防御成功やらはサイコロを使って判定する。物語に登場する様々なキャラクターはその場にいるメンバーが即興で演じ続けて、お話を作っていくゲームです。
 一見、気恥ずかしかったり難しそうに聞こえますが、習うより慣れ、一回やってしまうと意外とこれがスムーズに出来るものだったりします。何より、テレビゲームの物語は筋道が予め決まっていますが、TRPGの物語はその場にいる参加者の話で出来上がるので、先は絶対読めないし、筋もどんどん変わっていきます。後でその物語を振り返るのも楽しいし、何より、その場の勢いでどんどん話が進んでいくライブ感が堪らなかったりする。
 ……とまぁ、こういうゲームに高校時代、ハマっていたわけです。
 「指輪物語」と聞けば「ああ、トールキン」→「アラゴルン男前ー」→「レゴラスもカッコいいよねー」→「てかエルフ」→「TRPG」、となる、そんな僕なわけです。映画?ああ、見てませんよ、もちろん。良く出来てるらしいですけど。
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 さて、TRPGってのは流行した頃は沢山のルールが出来て本になってて、その本を買ってみんなでルールを頭に入れてプレイする、というのが基本でした。島元の家にも、そこそこ、揃ってます。

 角川の「ロードス島戦記・コンパニオン」「フォーチュンクエスト・コンパニオン」「漂流伝説クリスタニア・コンパニオン」。いやー懐かしい。この頃の角川スニーカー文庫は良かったなぁ。
 「ロードス島戦記・コンパニオン」は、丁度「ロードス島戦記」がアニメ化された時で。中のカラーイラストを一部結城信輝さんが描かれていました。で、またこの絵がいいんやわ!これが!他に何人かイラストが載ってるんやけど、ズバ抜けて結城さんのがいいのです!っていうか、この中の絵を見て「あ、マンガ絵ってすぐ限界くるわ。ちゃんと絵が描けないとだめだ!」って思って、デッサンの本とか読んでみたりするようになったのです。いや、未だにデッサンまるでダメなんですけど(最近、この辺、開き直っています。線がカッコ良ければいーやん、とか)。
 「フォーチュンクエスト・コンパニオン」は、小説が元にあって、小説の中で登場人物たちがTRPGをプレイする場面があって。その中でプレイされてたゲームが形になった、っていう設定なんよね。著者がちゃんと「ジェローム・ブリリアント三世 著」ってなってるし。原作が原作なのでライトなルールやし、敵(?)も怖いってより可愛いし。で、そのくせ、原作にない氷の呪文が「チルトウェイト・コールド」「ブリザードリィ」「ナイト・オブ・ダイヤモンドダスト」とか突っ込みどころを用意している辺りが小憎らしい。そうそう、炎の呪文の強さが「デスマス・ファイヤー」「デアルダ・ファイヤー」「デゴザイマス・ファイヤー」「アリオリハベリイマソカリ・ファイヤー(長ッ)」というのも、後半は原作に出てこないので「あー、そういう名前なんや」と納得したり。イラストが迎 夏生さんで、この人の絵も好き。「ルーンワース」良かったなぁ。PS版のテーブルゲーム「フォーチュンクエスト」も、全く違うゲームなんやけど、大好きです。
 「クリスタニア」は、見所ってやはり、うるし原 智志さんの絵なんでしょうか。OAVロードスの5巻、舞踏会のディードリットでメロメロになった僕ですが、「レジェンド・オブ・レムネア」のシャープな線も好きでございました。うるし原絵と言えば、昔、メサイアのゲーム「デア・ラングリッサー」のパッケージイラスト、ヒロインの鎧(胸部)でえらい笑わせてもらった覚えがあります。今もシリーズは継続中で「グローランサーV」が出るそうですが、今後も真似できないあのキラキラ絵を続けていただけると、僕は嬉しい次第なのです。
 はいはいはいはい、「TRPGの紹介でなんでいきなりロードスやねん」とお怒りの貴方(そんな人おらんか)、ご安心ください。最初に一番軟派なん出しておいただけなので。

 「トンネルズ・アンド・トロールズ」、「ガープス・ベーシック」、「ソードワールドRPG」。いやー、どれも懐かしい。
 「トンネルズ・アンド・トロールズ」はもう、何て言うか、バイブル。武器の名前とかこれで覚えたし。本当に良く出来たルールブックで、ルールを覚えるのみならず、ファンタジー資料読み物としても非常に楽しめます。巻末の追加ルール、ここがね。いいんですよ、ホンマ。実際、プレイヤーが扱い得る言語の一覧に「ホビット語」「ドワーフ語」とかはまぁ普通として、「犬語」「猫語」「トカゲ語」「クジラ語」「カンガルー語」とか出してくる、この頭おかしいくらい設定の細かさには脱帽です。
 「ガープス」。「ガープス・ルナル」も持っています。「ルナル・サーガ」のイラストは西村 博之さんで、とても好きです。今はコナミにいらっしゃるのですね(「Z.O.E.」「Z.O.E.2 アヌビス」のアニメパートなど)。このルールブックで僕はソードブレイカーの存在を知り、大好きになったわけです。カッコいいですよ~ソードブレイカー。
 「ソードワールドRPG」。これについて話したら1時間くらい話できそうやわ(笑)。純国産TRPGの先駆。キャラクターメイキングの能力値ボックスがカッコ良かった!そして詳細な技能の群れ。これも魅力でした。今で言う「スキル」「アビリティ」。「Ultima Online」とか「MoE」とか「ベルアイル」とか、一部のネットゲーMMOで人気の仕組みですが、始まりは結構古いんですよ、これが。最近になってネットゲーMMOをやった身としては、「うわ、なんか懐かしいぞこの感じ!」って所なのです。「パリィ」「チャージ」「ディザーム」「シールドアタック」。この辺、このルールで覚えたなぁ。FF12にパリィ出てきて結構新鮮でした。今巻末の装備表見て、懐かしさで失神しそうです。「そうそうそうそう、お金の単位、ガメルやった!」「保存食がなぁ、高いねん!」「ワインとかエールとか無意味に持ってたよなぁ~」「水袋!これ大事やったよなぁ!」
 いずれも文庫サイズ、まだ出版はしてると思うので興味のある方は立ち読みなさってみてはいかがかと。島元はこういうのが大好きなんやなぁ、ってことで。

 出ました、本家、「ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ(以下D&D)」。懐かしい!憧れたなぁ!結局、D&Dでのプレイって一度もやったことないんやけど。中学生当時に「D&apm;Dがよくわかる本」っていう本があって(富士見文庫。黒田 幸弘著。ちなみに表紙は何と横山 宏さん、挿絵が幡池 裕行さんですよ。豪華な本やのぅ)。これがホンマよく出来た本で、ルールじゃなくてTRPGって何やねん、ってのを非常に良くまとめた読み物なんやけど、これで多感な中学生の僕はコロッとやられたのですよ。盗賊の名前が「ダース・ヴェーダー」とか個人的にはデフォルトなっちゃってるし。

 D&Dのキャラクターシート。いいのぅ!夢が詰まっておるのぅ!今やるんやったらこういうシートも全部手作りでやりたいなー。

 歴戦の兵、我がダイスたち。左奥の白ダイスは、D&Dベーシックルールセットのダイス。永遠のスタンダードやね。
 またやりたいけど、今となってはなかなかできない遊びです。この欲望をどのように昇華させたものか……

ゲームと言えば何ですか

 さてさて。皆さん。ゲームと言えば何ですか?
 何?PS2?DS?X360?はぁ、アナタ何言ッテマスカー?
 僕は、テレビゲームが大好きだ。PCゲームも大好きだ。恋のゲームも大好きだ(これは関係ない)。だが、忘れてはならない、僕はテーブルゲームも大好きなのだ、ということを。
 そんなわけで、「ゲームの話をしよう」で取り上げよう取り上げようと思いつつ、ずっと書き逃してきたテーブルゲーム話を少々致しますよ。
 今回ご紹介するのはエアロノート社のテーブルゲームシリーズ。10種類ほどのテーブルゲームが発売されましたが、いずれも見た目がかなりカッコイイです。駒やら何やら、全部ファイルサイズになっててコンパクトに収納可能。持ち運びが比較的容易。

 「ワルモノ」。プレイヤーはマフィアで、みんなで力を合わせて銀行襲撃に成功し、逃走した場面からスタート。プレイヤーはそれぞれアタッシュケースを持っていて、銀行から盗んだお金がその中に入っている、という設定。ただし、本当に現金が入っているアタッシュケースは1つだけ。お互いに腹を探り合いつつアタッシュケースをすり替え、現金を手にして、仲間のマフィアを出し抜いて逃げ切る、というのが最終目的。いいねー。
 これ、実はまだやってません(笑)。4人揃わないとできひんのでね…。

 「インガ」。人間やヴァンパイアを僕(しもべ)にして、世界を統べる力を手にするゲーム。何度かやってみたけど、これは結構面白いです。ってか、ボードやらカードが良く出来てて、カッコ良く雰囲気もあります。

 ボードを開いた所。左半分は地図。プレイヤーが移動したり、戦闘したりする場所。右にある丸いのが日時計。これがこのゲームをかなり面白くしてます。僕には人間とヴァンパイアがいるのだけれど、人間は真夜中が行動不能。ヴァンパイアは太陽が出ている間が丸々行動不能。能力は須らくヴァンパイアが強いのだけど、僕を行使できるタイミングと、他のプレイヤーの配置、他のプレイヤーの僕が人間だったかヴァンパイアだったか、とか、かなり読み合いになります。

 赤いおはじきが「生命力」。これを集めるのがゲームの目的。しかし、僕を従えるには生命力を消費しなくてはいけない…。消費した生命力は、悪くすると他のプレイヤーのものに。生命力を得るためには、まず生命力を放棄する所から始めないといけない、この仕組みがかなりジレンマ。一方、作戦が上手く決まった時の爽快感は堪らないものがあります。

 僕たち。全部で50種類ほどの僕がいます。プレイヤーは僕を従えて他のプレイヤーの僕を襲い、生命力を奪ったりします。数値的に一見何の役にも立たない僕でも、突然ある局面でとてつもない能力を発揮できたりする、この辺の鮮やかさも楽しい。戦闘の時はある程度演じながらやった方がいいです。遊戯王とかみたく。
 「攻撃者『亡者の群れ』の『疫病』!射程3の全体攻撃、対人間4、対ヴァンパイア3。防御者は失神してください」
 「防御者『純白の僧侶』の特殊能力『法衣』を発動します。ヴァンパイアからの攻撃は無効です」
 「くっ……そちらは?」
 「こちらの防御者は『狡猾な老紳士』、防御力7。特殊能力『反動』を発動。防御に成功したら攻撃を相手に反射します。悪いが失神してもらいますよ!」
 「ぐぬぅ、ぐぬぬぬぬ!ま、負けんぞォ!決めろ、『亡者の群れ』!唸れ、俺のダイス!」
 写真はいずれもこれまでのプレイで活躍した僕たち。左から

  • ヴァンパイア「血飲み子」。攻撃力は無いに等しいのだけど、特殊能力『湧き上がる生命力』が反則並みに強い。序盤にコイツで押されるとかなり辛い!
  • ヴァンパイア「漆黒のヴァンパイア」。ただでさえ強いのに、特殊能力『浮遊』。2マス移動されたら追い付けません。同じ理由で人間「白馬の騎士」も強い。
  • 人間「深窓の令嬢」。イラストは美しいバラ、攻撃手段が「往復ビンタ」。どう考えても使えないはずのこの僕が、前回のプレイでは特殊能力『誘惑』(ターン開始時に他のパーティを自分のいるマスに移動させる)が炸裂。これ、ホンマ、やるべき時にやられると相当キツい。
  • 人間「超能力少年」。特殊能力「念力」が辛いだけでなく、攻撃範囲が2、しかも全体攻撃。ダイスの目によっては……と考えると、油断できない僕。ちなみに、セクシー髭マッチョ・KENの「超能力少年」というキーワードは、この僕が元ネタ。
  • 人間「狂気の独裁者」。確かに狂気。通常攻撃が射程4の全体攻撃って何?しかも攻撃名が「徴税」って何?射程4を逃げ切るにはマップの一番端までいかないと無理だし、端っこに行く=新たな僕が得られない、ということなので、初期に手に入るとついニヤけてしまうカード。敵に回すと物凄く厄介。

 こういう世界観ってのがね、なんか好きなのです。なりきるのも。
 ちなみに、エアロノート社という会社はもうなくて、今はグラパックジャパンという会社から販売されています。……が、最近出ているのはデザインが変わってしまっているようです。このスタイリッシュなボードが好きやってんけどなぁ。残念なことです。