何気にぼちぼちとエミルやっております。ひろぽんもやってるので、こっそりパーティ組んだりしています。
今日、初めての体験をしました。劇的でした。
そう、ラグナロクで初めて通りすがりの人に助けてもらった瞬間のように。
―――――
今日、クエストをこなせるだけこなして貯めた金で、露店でロッドを買おうと品定めして、何とか見付けて買い求めた、その後。スノップ追分に行こう、と思ってたところ。途中で3匹のバウに囲まれ&MP残り少なし!というまさに絶対絶命のピンチ。
撃てるだけBWを撃って1匹は撃破したものの、残る2匹を棍棒(そう、まだ殴り武器は棍棒なのです)で倒さなければならなくなってしまいました。バウに噛まれてはおちおちしゃがんでもいられない、しかし与えるダメージが少なすぎて徐々にHPが削られていく、もうダメだ、まさにその時。周囲に誰もいないのに、僕のMPが0なのに、僕の周りに魔方陣が現れるではありませんか。しかも、回復魔法の。僕は回復魔法なんて一切使えないはずなのですが…。
誰かが僕を回復してくれている???
確かに僕の体力が回復しています。しかし周囲にそれらしい人影は見えず。そればかりか、恐らくは神聖系の攻撃魔法まで「僕が」撃ち始めたではないですか。画面外の誰かが助けてくれているのか、取り敢えず僕がありがとう、と叫んでみると。
「あ、バレちゃったか」
僕の中から声がします。
「…いつから気付いてた?」
慌てて声の主を探すと…僕のペンダントが赤く発光しています。
―― え…えっと、これは、一体…。
「こっそり、入ったんだけどね」
―― 入った?
まさか。
―― これが、これが噂に聞く「憑依」?!
「その通り~」
そう、街中を歩いている間に、見ず知らずの人が僕のペンダントにこっそり憑依されていたようなのです。そしてスノップ追分で絶望的な状況に陥るまでの間、僕はこの憑依者に助けられまくっていたことに気付いていなかったのでした。
―― ひょ、憑依されるの初めてです。
「普段は憑依する方なの?」
―― いや、するのもされるのも初めて。友達に一瞬だけ試してみたことがあるけど。
「そうなんだ」
非常に親切な方で、全く憑依の意味が分かっていない僕に、戦闘がてら仕組みを説明してくださいました。
- 憑依は、憑依者が憑依対象を選んで憑依する。
- 憑依中は、基本、憑依者は憑依対象の操作に委ねることになる。その間、憑依者は魔法を使って援護することができる!
- 憑依者は、HPやMPの回復スピードが早くなる。
- 憑依中は装備品の耐久度が下がらない。
- 経験値は、憑依者・憑依対象、両方に入る。
- 敵から受けるダメージは、基本、憑依対象が受ける。ただし、稀に憑依対象がダメージを受けきれずに憑依者にダメージがいってしまうことがある(これを「貫通」と言う)。
- 憑依対象が死亡・ログアウトすると憑依が解除される。
- 憑依中はアップタウンに入れない。
大体、こういう仕組み。憑依中は攻撃ができないため、ファイター系のキャラが憑依をしてもメリットが薄い。スペルユーザー系がファイター系に憑依して魔法で援護していく、っていうのが一番の理想パターン。スペルユーザーの装甲の薄いリスクを軽減しつつ、お互いの能力を高め合えるって仕組み。これ考えた人すごいなぁ。
途中、
- 僕の隣で戦っていた騎士が、HP回復のためにしゃがんだ。
- 僕に憑依している神官が、騎士のHPを回復してあげた。
- 騎士が僕に向かってお礼を言う。
- 僕は慌てて「いや、回復したのは確かに僕ですが、僕が貴方を回復したのではないのです」としどろもどろになる。
という事態が起きたりする。うわ、これ結構面白いかもしれん。
「ところでアズさんのレベルはいくつですか」
――僕、12/11です。
「あ、近い!私は10/10なんです」
えー!てっきり僕なんかよりずっと強い人なんだと思ってた!びっくり!
全く初対面の人なのだけれど、僕のBWでどれくらいダメージが当たるのかを見ながら、回復魔法と攻撃魔法を切り替えて援護してくれる。その切り替えが時間と共に噛み合ってくる、この感覚は何か凄いぞ!なんだかんだで予定より遅い時間までプレイしてしまう。
様々な驚きと発見を経て、レベルが上がったところで僕は失礼することにした。お名前は伏せますが、gさん。初めての人が貴方で良かった。本当に楽しかったです。またどこかでお会いできると嬉しい。
いつか、僕もそうやって初心者の人を助けてあげることができるといいなぁ、と思う。ネットゲーの凄いところは、こういう部分にあるのだと、経験する度に思う。
むろん、いいことばかりではないけど。…ってか、とっとと寝ないとヤバいな(笑)。



