始めました、PSP『エルミナージュ3 ~暗黒の使徒と太陽の宮殿』。
早速ですが、本作の追加要素「エクストラスキル」に、物凄く自然に「高魔源」が登場します。前作では物語の一軸を担っていたキーワード「高魔源」。今作では結界を阻止するスキル名に成り下がっていますが、前作における高魔源に関する記述をまとめ、復習しておこうと思います。
高魔源について説明するには、まずエンテルクミスタ(核撃呪文・WizでのTILTOWAIT)について説明する必要があります。
エンテルクミスタには、2つのエンテルクミスタがあります。「広義のエンテルクミスタ」と「狭義のエンテルクミスタ」です。
エンテルクミスタの一般的な理解は核撃呪文ですが、「狭義のエンテルクミスタ」においては空間制御呪文として捉えられます。即ち、高魔源を作れる環境を用意する呪文、という理解です。
大地における魔力の流れは、精霊と呼ばれる、エレメンタルやフェアリーが管理しています。彼らは、魔力が一箇所に溜まってしまったり、極端に魔力の薄い場所が出来ないようバランスを取っています。
これは、大地が事故で壊れないよう神々が魔力の平均化と上限設定を精霊に指示しているとするのが定説です。
さて、高魔源とは大地の限界を超えた魔力のことを指します。
高魔源の発生方法は至極簡単で、攻撃系の呪文を一箇所で複数同時に発生させれば良いとされます。放たれた魔力同士が互いに干渉し合い、あっという間に限界を超えた爆発が発生します。
しかし、実際に複数の攻撃系の呪文を一箇所で発動させても、高魔源は発生せず、不発に終わります。精霊が、上限を超える魔力が集中しないように散らしているため、複数の攻撃系呪文を一箇所で発動させられず、別々の場所に発動場所を移動させられてしまうのです。
そこで、精霊の監視をかいくぐり、好きなだけ呪文を撃てる空間を作る方法が模索されました。これがエンテルクミスタなのです。
「広義のエンテルクミスタ」は、エンテルクミスタ自身を含む5つの呪文から構成されます。炎の上位呪文ラバラド(WizでのLAHALITO)、氷の上位呪文ラグラス(WizでのLADALTO)、雷の上位呪文ジアカラド(WizでのTZALIK)、そして転移呪文ティオメンテ(WizでのMALOR)です。
3属性の上位攻撃呪文は、一箇所に発生させようとすると、精霊の監視の元、発生場所を特定出来ません。そこで、各攻撃呪文を別々に発生させ、発生場所を転移呪文で同一の場所へ移動させることで、高魔源の発生を可能にしています。
これは、神を介さず直接上位世界の力を発動する、魔術師呪文だから出来ることであり、僧侶呪文や召喚呪文、錬金術呪文とは大きく異なる点であると考えられています。
因みに、こうして作られる高魔源を、複数同時に一箇所に発生させるとどうなるのでしょうか?
高魔源が一箇所に複数同時に発生した状態を極魔源と呼び、これは禁じられた呪魔実験とされています。
極魔源の研究は禁じられているため、実際に生じた例はありませんが、発生後についての予想として有力とされているものを紹介します。
まずは、ウォルタメス予想。「極魔源が発生すると、大地全てを巻き込む強大な爆発が起こり、一切が灰と化す」というもの。
次に、第4期魔術サミットの議事録。「極魔源は自身を支えることが出来ず、急激な収縮により周囲の魔力と共に消滅する」。ただし、収縮した高密度の魔力が、本当に代償なく消えるのか、という点が未解決。
カルニエ予想。「極魔源を《作ろうとした時点》で、神が大地を消滅させる」。
最後にミットニール仮説。「極魔源の空間破壊により、精霊の魔力支配が消失。あらゆる呪文が無尽に撃てる大地になる」。
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以上、PSP『エルミナージュ2』本編から抜粋・加筆しました。
呪文一つにも理屈が付いている辺りが、僕は好きです。