PSP「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」、先日一旦クリアしました。いや、非常に楽しかったです。
途中、何度も詰まったりしたのですが、その詰まりを技術なり戦略で解消できたときの爽快感がたまらない。その解消法も、色んな解消法が用意されていて、「こんな切り抜け方があるんだ!」と目が覚めることもしばしば。
僕がメタルギアシリーズで一番評価していることは、取り上げられる情報の深さにあると思う。単純に、今作のテーマである核抑止論についてだけでなく、舞台となるコスタリカがどんな国か(非武装中立国だというのをこのゲームで初めて知りました)、ニカラグアとの関係、パナマとの関係、チェ・ゲバラの生涯からアウグスト・セサル・サンディーノ将軍について、キューバ危機から冷戦緩和に至るまで、事細かに分かりやすく説明してくれる。しかも、それに押し付けがない。
かと思えば、UMAやUFO、果てはAIの「強いAI」「弱いAI」の話、チューリングテストやらエキスパートシステムの話まで、その内容は多岐に渡る。
何より、中心に据えられているのが日本が被爆国であるという事実。このゲームを通して、世界のゲームプレイヤーが日本で核がどのように捉えられているのかを、ほんの一部であれ、知ることができるのではないか。
随分真面目な話が続いたけれど、戦争を扱うゲームなのだから、これでいいと思った。こういうゲームが日本から発売され、世界で評価されることに誇りを感じる。
もちろん、お遊びも健在。完全なネタキャラであるセシール(すみません、ネタキャラと断定してしまいました。いや、だって……さすがにあれは……)、コラボアイテムの解説の軽妙なやり取り(マウンテンデューだけでも相当笑ったのに、その上ペプシネックスの発音だけで笑わされることになるとは……)、そしてダンボールに注がれる惜しみない愛!今作のダンボールはいろんな意味ですごい!
そして!シークレットではあるけど公式でもうオープンになってるからここに書いてしまうけれど、「モンスターハンターポータブル2ndG」のモンスター、リオレウス・ティガレックスと戦えるということ!リオレウスの吐く火球をかいくぐりRPG7やカールグスタフを撃つスネークとか正にカオス!
しかもレーションが肉焼き機で焼けて(どういうことだwww)、いつもの『あの』音楽の後、ちゃんと焼けるとスネークの声で「上手に焼けました!」(←すげー嬉しそうw)って言う徹底振り。缶ごと焼いて大丈夫なのか、そもそも缶ごと棒に突き刺さってるけどあれはどうなっているのかなど、カオスっぷりがハンパ無いおまけクエストに圧倒されました。
思うのだけど、ゲームとしてのプレイヤーへのサービスっぷりが群を抜いているな、と。改めて思った次第であります。
音声情報も文字情報もめいっぱい詰め込んだ、まさに正当続編。これは傑作であります。ただし、「MGS3」のストーリーだけは知っといた方がいいと思う。「MGS3」はクリアできない人のために全イベントシーンを連続して再生して観れるモードがあるので、それでいいから観とけ!っていうか僕はそれしか観てないwww(未クリアです)。
唯一難点を挙げるとすれば、一部の声優さんの力量不足。専門用語の多さに耐え切れなくて、しゃべり切れてない感がすげーある人がいました。具体的に挙げると、ミシェールとストレンジラブ。ミシェールは、お菓子大好きな癖にお菓子の名前を言い切れてない!ストレンジラブは、もう何というか、聞くに堪えないというか……。本編中の台詞はそうでもないのだけど、クリア後に聞ける彼女の話は、もう単語を間違わずに言うだけでいっぱいいっぱいになってる感満載で、こっちがハラハラしました。ごめんなさい、菊池なんとかさん。
クリア後も、まだお話がどうやら残っているようで。しばらく続けてプレイすることになりそうです。
一回、マルチプレイやってみたいなー。