みんな、いい仲間見付けてる?しまっちよ。
みんなにご報告があります。私、幼馴染みのディーンと結婚しました!
ことの始まりは、謎の島で変わった指輪を拾ったことから。何でも、懐かしい思い出を甦らせる指輪なんだとか……。手にした途端、何だか故郷シェノンに戻りたくなっちゃって。シェノン宛の荷物運搬依頼を受けて、仕事名目で久し振りにシェノンに戻った、ってワケ。
シェノンは相変わらずのんびりした島で、私は久し振りにリラックスした時間を過ごすことができたわ。そしたら、そこに幼馴染みのディーンが現れたの。その後は……。
気付いたら私たちは結婚することになってて。道具屋のおじさんなんかもう、大喜びで。100,000zもする家を買って私たちに贈ってくれたわ。父さん(もちろん育ての親よ)は「絶対お前たちは結婚すると思っていた」なんて言うし。何だか気恥ずかしい。

なんにせよ、帰れる場所ができるって、いいものね。
さておき、私は冒険者。冒険しないと生計が成り立たないの。だから、新居のことはディーンに任せて、私は冒険を続けることにした。
仲間、そう、仲間よ!
私に相応しい仲間を探し続ける旅に、少し光明が見えてきたわ。「見た目イケてない冒険者をクビにしまくる作戦」が功を奏したのかしら?新たに2人の仲間が増えました。

まずはバシレイオス。元々は探偵なんですって。ワイルドな外見と裏腹に、とっても優しい良い人よ。彼は全体回復の魔法を最初から覚えていたの。パーティの重要な回復役ってワケね。

続いてロバート。通り名が「笑ゥ冒険者」って、何なのよ!何でカタカナ入ってんのよ!おまけに「ガンガンやろうぜ」って、ドラクエみたいじゃないの!……とまぁ、突っ込みどころ満載な人だけど、私、知ってるんだ。強がったり、ふざけたりして見えるけど、本当は彼、淋しがり屋なの。
他にも見た目がイケてる冒険者が増えてきたけど、なかなか仲間になってくれないの。私がチェック入れてる男前の冒険者を少し紹介するわね。

はい、きました正統派。このギリシャ風の顔立ちが、いかにもファンタジー世界!って感じでいいわよね。グラディエーターっぽくて素敵。

ゲイ受けしそうなマッチョお兄さんもいるわよ。なんかレスラーっぽい感じ。

危険な香りが漂う、ローブの中からの鋭い眼光にハートが貫かれてしまいそう!

ケ・モ・ノ!獣属性キターッ!野性味溢れる姿に、心ひかれるわー。

さらにケモノ!この二人を左右にはべらせる女冒険者とか、良くない?ね、良くない?

今一番狙っているのは、このエサルハドン。格好いい!渋い!素敵!でもいつも大人の対応ではぐらかされちゃうの。うーん、そこがまた素敵!
そうそう、仲間が3人になったってことは、これ以上仲間を増やすことができない、ってことなの。だから、なんとかして1人冒険者から外さないと、次のいい男をゲットできないってことだわ。
次のいい男のために、仲間を除名する?……まさか。除名する以外にも「冒険者から外す」方法はあるのよ。そう、「結婚」しちゃえばいいんだわ。既に結婚した幼馴染みのディーンには悪いけど、私、いい男は全部キープしておきたい派なのよね。
この世界では、1つの街ごとに家を1軒ずつ持てるわ。で、冒険者は、家を1軒買うごとに1回、結婚できてしまうの!この世界では重婚が認められているのね。この世界に街は全部で23あるから、23回、結婚できるってこと。ディーンとの結婚が1回あるから、私的には残り22回ね。
さっそく、シェノンの隣、テボルクに家を買ったわ。

家を買えば、宿屋に泊らなくても体力回復ができて便利よね。で、右上にある「プロポーズ」を選択。買ったばかりの自宅では、仲間3人のうちから1人選んで、プロポーズができるのよ!

成功!ロバートと無事に結婚できました。結婚した冒険者は仲間から外れてしまうし、二度と冒険者には戻れなくなってしまうけれど、自宅に戻ればいつでも私を出迎えてくれる。ズバリ、イケメンキープって奴ね。
テボルクに家を買って、ロバートと結婚したのはいいけど、すぐ隣がシェノンだから、心配になって、ちょっと戻ってディーンの様子を見に行ってみたわ。

な、何を言ってるのよ(汗)。浮気なんかしてないったら。残念ながら、別の男性と結婚してる以上、浮気じゃなくて本気なのよね……。悪く思わないで頂戴。
それにしても、幼馴染みディーンと違って、新夫ロバートの可愛いことったら!

「浮気してたんじゃないだろうね?」なんて憎まれ口を叩くディーンとは大違いね。

見て!この気の効き方。「いいぜ、結婚してやるよ」なんて強がってたのが嘘みたいでしょ?
とまぁ、こんな感じでシェノンとテボルクの自宅をしばらく往復して生活していたんだけど、ある日シェノンの自宅で休養していたら、それは起こったわ。


子供ができちゃった!しかもディーンとの間に。しかしディーン、一体何なのよその第一声。「こんにちわ、赤ちゃん!」って。笑い取りに来てるんじゃないでしょうね?
仲間も喜んでくれたわ。バシレイオスなんか自分のことみたいに喜んでくれて。

「これ、少ないけど……」なんて言って、お祝い金まで出してくれたのよ!何だかみんなに悪いわ。
所帯を持って、子供まで出来て。私、お母さんになっちゃった。一家(いや、二家かしら)を支える大黒柱として、私、頑張らなきゃ。もっともっと冒険者として腕を上げて、もっともっといい男も仲間にして、この世に一大ハーレムを作ってやるんだわ!
結婚に出産、幸せ続きの私。マゾヒストのエドワードは相変わらず馬鹿だし、名探偵バシレイオスは赤ちゃんのあやし方がどんどん上手くなっちゃって。いつまでもこんな、楽しくて、幸せで、お気楽な生活が続いていくんだと、理由も無く信じてた。
そう、あんなことが起こるまでは。

テボルクへ向かう途中、久し振りにウィンダムに再会したの。ウィンダムは、私がシェノンを出て冒険者になろうとした時、傍に付いて冒険者としてのイロハを教えてくれた、まさに恩師とも言える先輩冒険者よ。

ごめんなさい、ここから先は次回、またお話させてもらうわ。私もまだ、心の整理が付いていないの。